ルーキー対決完勝の安田祐香「自分でも上手だなと思った(笑)」
2020/08/23 19:03
23日に札幌市の真駒内カントリークラブで行われた9ホールのエキシビションマッチで、安田祐香(19歳)は同じルーキーながら1つ歳下の西郷真央(18歳)に3&2で完勝した。
勝因に挙げた1ホール目の7mのロングパットに加え、3ホール目のパー5ではグリーン奥から58度で打った4打目をピン1mまで寄せ、「自分でも上手だなと思った」と笑った。
2週前の国内女子ツアー「NEC軽井沢72」はホステス大会だったが、プロとして初めての予選落ちに終わった。「余計に悔しさがあった。緊張はしてなかったけど(気付かないところで)プレッシャーみたいなのはあったのかな」と振り返った。
スコアをまとめる上で重視するショットは「完成というか良いという感じではないけど、振れていたし、それは良かった。(NECでは)振れていなかった。最後まで振り抜くことを意識して1週間練習した」と調整に努めた。
一打の重みも実感し「“あの時”と思ってしまうこともあるので、そういうのが無いように丁寧にゴルフをしたい」。27日から開催される「ニトリレディス」(北海道・小樽GC)に向けて前を見据えた。
アマチュアとして出場した前年大会では、最終日最終組でプレーし4位で終えた。同組の鈴木愛が優勝する瞬間を目の当たりにし、「パターが入るので、ショットをつけるたびに『これ入るんやな』という雰囲気があった。強みがあれば(優勝を争う)相手にも思わせる部分がある」と、すごみを実感した。
「天候とか分からないですけど、一打一打を大切にして去年より良いスコアで終えたい」。悔しさを晴らす準備は万全だ。(札幌市南区/石井操)