2020年 アース・モンダミンカップ

渋野日向子「悔いのない選択を」米ツアーへの思いは変わらず

2020/06/15 19:40
パソコンを前にしてオンラインで取材を受ける渋野日向子(提供写真)

渋野日向子が15日、オンライン記者会見を行い、近況やオフの取り組みなどについて語った。海外メジャーなど米ツアーについて「(出場するか)決めている最中なんですけど、悔いのない選択をしたい」と話した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で世界の各ツアーが日程変更を余儀なくされ、当初出場を予定していた来季出場権を懸けた米ツアー予選会(Qスクール)の中止も決まった。海外メジャーや米国内の通常大会へスポット参戦、夏場の東京五輪、さらに予選会を経て21年から主戦場を米国へ―。描いていた青写真は再考が必要となった。

将来的な米ツアー参戦への思いは強く「変わってない。そこは変わっていないです」と断言した。開催可否の協議が続く前年優勝の「AIG全英女子オープン」(8月20日~/スコットランド・ロイヤルトゥルーンGC)や12月に延期された「全米女子オープン」(テキサス州・チャンピオンGC)などメジャー大会への出場意欲は高いが、現地の状況などを考慮した上で出場可否を判断することになるという。

1年延期になった東京五輪には「ちょっとショックだったんですけど、その期間に世界ランクを上げられるように頑張りたいです」と前向きに述べた。

オンライン会見に参加した渋野日向子と青木翔コーチ(提供写真)

長引いたオフは「99%ウェッジ」とショートゲームに時間を割きロブショットなど“寄せ”のバリエーションも増やした。週3日は筋肉痛が出るほどのトレーニングも継続し「試合がなかったので自由な時間は増えましたけど、自分のやるべきことをやりました。3~4kgは増えましたね。転がすアプローチは去年よりも使えるかなとは思っています」と語った。

日本ツアーは25日開幕の「アース・モンダミンカップ」(千葉・カメリアヒルズCC)から20-21シーズンが始まる。約7カ月ぶりの実戦に「ちょっと緊張しますよ。試合の仕方を忘れました」と笑みを交えつつ、目標は「予選通過ですね」と控えめにシーズン開幕戦を見据えた。

2020年 アース・モンダミンカップ