トッププロが稼いだ一打の値段
世界的に感染拡大する新型コロナウイルスの影響により国内女子ツアーは第5戦「ヤマハレディースオープン葛城」までの中止が決定しシーズン開幕が見通せない状況が続いている。米男女ツアーも中止や延期が相次ぐなど選手たちはいま稼ぎ場を失っている。
ただ高額賞金大会が多いのもプロゴルフの魅力。試合が開催されれば一体彼ら、彼女たちは一打でいくらを稼ぐのだろう。個々のスポンサー契約などもあるが今回は試合での獲得賞金だけに注目し昨季の実績からトッププロが一打でいくら稼いだのか計算した。
2019年の国内女子ツアーで最も稼いだのが鈴木愛。25試合に出場し7勝をあげ、2年ぶり2度目の賞金女王に輝いた。5692ストロークで賞金は1億6018万9665円。一打につき、2万8142円を稼いだ計算だ。
賞金ランキング2位の渋野日向子は31試合に出場し、4勝。7085ストロークで賞金は1億5261万4314円。一打につき、2万1540円を稼いだ。同ランキング3位でシーズンの平均ストローク「69.9399」とツアー史上初の60台を達成した申ジエ(韓国)は27試合で3勝。6009ストロークで賞金は1億4227万7195円と、一打で2万3677円を稼いだ。
シード獲得となる同ランキング50位の濱田茉優は33試合に出場(未勝利)。6434ストロークで賞金は2401万6500円と、一打につき、3732円稼いだ計算となる。
男子ツアーと比べてみると昨年の賞金王・今平周吾は25試合に出場し2勝をあげた。6359ストロークで1億6804万9312円。一打につき、2万6427円だった。
参考までに米男子ツアーのブルックス・ケプカは968万4006ドル(10億6524万660円)で一打につき、20万8095円。米女子ツアーのコ・ジンヨン(韓国)は277万3894ドル(3億512万8340円)で一打につき、5万2131円だった。