国内女子ツアー

隔離2週間 韓国女子ゴルファー関係者ら困惑

2020/03/05 21:56
母国・韓国で調整中のアン・シネ(※写真は2019年センチュリー21レディス)

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、安倍晋三首相が5日、中国と韓国からの発行済みの査証(ビザ)の効力停止と入国後の2週間の隔離を表明。日本女子ツアーを主戦場とする韓国人選手の関係者らからは「対策を考えないといけない」などと困惑の声が上がった。

日本ツアーは第2戦の「明治安田生命レディス」までの中止が決まっている。20日開幕予定の第3戦「Tポイント×ENEOS」(鹿児島高牧カントリークラブ)以降の実施も不透明だ。

アン・シネ(韓国)の関係者は「(アン・シネは)韓国で調整中。対策を考えないといけないが、本人ともまだ話せていない。試合がまだ決まっていないので、いつ来日したほうがいいかの逆算もできない」。タイで合宿をしていたというアン・ソンジュ(同)のマネジメント事務所も「今後については本人と相談している」と話した。

日本女子プロゴルフ協会幹部は「選手が現在どこにいるかまでは把握していない。発表されたばかりで、何も確認は取れていない。今後の試合開催にどの程度影響が出るかは不明。選手たちに何かを案内すると言っても、限られると思う…」と言葉を濁した。