2020年は『進』 渋野日向子が「めっちゃ考えた」来年のテーマ
渋野日向子が2020年のテーマを漢字一文字で「進」と表した。21日に東京都・新宿区のホテルでウエア契約を結ぶビームスゴルフのトークショー後に取材に応じ、最大の目標とする東京五輪や、21年からの米ツアー挑戦への足掛かりになる一年に向けて「進化の『進』。19年の自分とはオサラバして、進まないといけない」と説明した。
ルーキーイヤーで海外メジャーを制し、国内賞金ランキング2位になった19年を振り返った漢字一文字は「謎」。シーズン最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」最終日の記者会見で問われ、即興で答えた一文字を引き合いに出し、「謎とは違いますよ。コレ(進)はめっちゃ考えたので。真面目ですよ~」とうなずき、周囲を笑わせた。
イベントが多いオフは飛躍の一年の振り返りを求められることが多く、この日も激動のシーズンを「喜怒哀楽」で表現した。「喜」は、ともに優勝した8月の「AIG全英女子オープン」と11月の「大王製紙エリエールレディス」。「怒」は、かみ合わず33位で終えた9月の国内メジャー「日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯」。「哀」は、最終日最終ホールの3パットボギーで優勝を逃した8月の「NEC軽井沢」と国内26戦ぶりに予選落ちした「伊藤園レディス」を挙げた。「『楽』はリコーカップかな」と最終戦を選んだ。
大晦日には紅白歌合戦のゲスト審査員に選出されるなど、前年までとは180度変わった年末を過ごしているが、「仕事をいただいている中でも普通に昼寝をしたり、休めてもいる。初めてのことばかりだし楽しんでやっています。このオフまでは色々な表彰などで今年を思い出すことがありますけど、来年はやっぱり切り替えてやっていかないといけない」と、間もなく迎える20年を見据えた。(編集部・林洋平)