国内女子ツアー

2位通過の安田祐香 「満足したいけど、これが始まり」

2019/12/06 19:16
安田祐香は2位で通過。満足のレベルはまだ先にある

◇国内女子◇ファイナルクォリファイングトーナメント 最終日(6日)◇こだまゴルフクラブ(埼玉県)◇6472yd(パー72)

3位からスタートした安田祐香は3バーディ、ボギーなしの「69」でプレーし、通算12アンダー2位と最終予選会(ファイナルQT)を上位で終えた。4日間を振り返って自身で設定した「アンダーで回る」ことはクリアしたが、「満足したいけど、これが始まり」と、出場権を得た来季に向けて気を引き締めた。

4月の「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」を制した安田は、今夏にいずれも海外メジャーの「エビアン選手権」と「AIG全英女子オープン」に出場し、予選通過を果たした。「技術やコースの攻め方は去年より成長したと思う。大きな大会に出ても雰囲気にのまれなくなった」と、18歳とは思えない堂々ぶりだった。

ルーキーイヤーの来季は、第1回リランキング(2019年は6月「アース・モンダミンカップ」までの17試合)までフル参戦できる見通しだ。目標については「まずは1勝したい」とツアー初優勝を目指す。思い描く未来の理想像は、海を渡った先にある。「5年以内にフルシードとか関係なく、(米ツアーで)戦ってみたい。成長できると感じた」と世界の舞台に目を向けた。

オフシーズンの予定は「まだ決めていない」とするが、ことしは腰痛に悩んだこともあり「腰回りの筋肉とか、弱いところを強化したい。けがをしない体づくりをしていきたい」とトレーニングに励む予定だ。「友人とご飯にも…」と、束の間の休息も楽しむ。(埼玉県本庄市/石井操)

吉田優利と一緒に西村優菜を待つ安田祐香(右)
同級生の3人で記念写真