国内女子ツアー

渡邉彩香が14位に浮上 “根性”練習見直し27パット

2019/12/05 19:28
1オーバー31位から14位へ浮上した渡邉彩香

◇国内女子◇ファイナルクォリファイングトーナメント 3日目(5日)◇こだまゴルフクラブ(埼玉県)◇6472yd(パー72)

ツアー3勝の渡邉彩香がこの日全体1位となる27パットをマークし、「69」でプレー。通算2アンダー14位へかけ上がった。「きのう(4日)から良くなってきて、そのおかげでショットも打てるようになった。パターに助けられている」

パターは好きなクラブとするが、今シーズンはなかなか調子が出なかった。これまで「“根性”みたいな練習をしていた。出玉がまっすぐに出ればどこからでも入れられる」とひたすら2mのストレートラインを打ち続け、20球連続で入れないと終わらない、というルールを課して練習に取り組んでいた。

だが、「ラインの読みが合わないので、今週から(練習方法を)変えました」とカップに対し、サークル上に目印を作り、あらゆる傾斜から練習するように変えた。距離は長くても3mとし、「3mは10球、短いのとかは12球ずつとか」と距離ごとに目印の数を変える。

練習の成果が出てきたのか、後半13番、17番では3~4mのパーパットを沈めピンチをしのいだ。初日の「74」(57位)、2日目の「69」(31位)から調子と順位はしり上がり。「日に日にスコアが良くなっているので、すごく自分にとってはプラス要素かな。余裕はないけど、最後の最後まで集中して、自分なりのショットを確立させてオフを迎えたい」(埼玉県本庄市/石井操)