13人が初の賞金シード入り 過去最年少の平均26.3歳
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 最終日(24日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6580yd(パー72)
来季シード権が得られる大会終了時点の賞金ランキング上位50人が確定し、渋野日向子、河本結ら13人が初の賞金シードを獲得した。一方で、森田遥、キム・ハヌル(韓国)、藤本麻子、木戸愛らツアー優勝の経験者を含む16人が賞金シードを喪失した。
渋野日向子、ペ・ソンウ(韓国)、河本結、稲見萌寧、高橋彩華、吉本ひかる、S.ランクン(タイ)、浅井咲希、宮里美香、エイミー・コガ、大西葵、篠原まりあ、脇元華の13人が初めての賞金シードを獲得した。
ツアーを席巻中の“黄金世代”では賞金女王の可能性を次週のシーズン最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」につないだ渋野、今季初優勝を手にした河本と浅井、吉本、高橋の5人が入った。平均年齢26.3歳は、記録が残る2001年以降では昨季(26.4歳)を更新して最年少となった。
16人が賞金シードを喪失 森田遥は一歩届かず
森田遥(52位)、カリス・デイビッドソン(オーストラリア/54位)、キム・ハヌル(55位)、東浩子(56位)、藤本麻子(64位)、ジョン・ジェウン(韓国/65位)、フェービー・ヤオ(台湾/67位)、佐伯三貴(69位)、木戸愛(73位)、権藤可恋(75位)、木村彩子(76位)、一ノ瀬優希(77位)、大江香織(81位)、大出瑞月(83位)、ささきしょうこ(88位)、香妻琴乃(103位)の16人が賞金シードを喪失した。なお、キムは2020年までの複数年シードを保持している。
森田は今大会で単独3位に入ればシードに滑り込めたが、4位タイに終わって賞金ランク52位までの浮上にとどまり、参戦1年目の16年から保持していた賞金シードを初めて失った。
喪失者の平均年齢は27.1歳。その中には、今季限りでツアーからの撤退を表明した佐伯、一ノ瀬、大江の3人が含まれる。なお、ランク55位までには来季リランキングまでの出場権、同70位までには来季出場権を争う最終予選会(QT)のエントリー資格が与えられる。
イ・ボミが2年ぶりに賞金シード復帰
昨季に初めて賞金シードを喪失したイ・ボミ(韓国)が、同ランク26位でトップ50に返り咲いた。今季は2016年の賞金ランク1位で得た3年シードの最終年だったが、優勝こそ飾れなかったものの復活の気配を漂わせた。笠りつ子は2年ぶりに復帰した。
同ランク49位で迎えた大山志保は予選落ちに終わったが、同順位のまま7年連続の賞金シードを決めた。42歳はトップ50で最年長となる。大山に次ぐ40歳の李知姫(韓国)も今季1勝を挙げるなど30位に入り、自身が保持する連続シード記録を19年に伸ばした。