国内女子ツアー

日本盲導犬協会、目黒氏の話

2008/08/27 20:20

ヨネックスCCで、「桃犬プロジェクト」の中間発表イベントで上田桃子が負傷した件について、現場に立ち会った財団法人日本盲導犬協会仙台訓練センター普及啓発部マネージャーの目黒隆之氏は、次のように説明した。

「今回、不測の事態とはいえ上田選手に怪我をさせてしまったヴィンスは、盲導犬になる為の訓練を受けさせたが、注意力、集中力、音や人の動きなどへの反応等、厳格な選別をする中で、盲導犬にはなれなかった犬で、今はPR犬として活動している。逆に言えば、実際の盲導犬はこういうことを起こさない。

フォトセッションの際、私が犬の目線を動かす為に、カメラマンの後ろを移動しようとしてヴィンスの視界から消える動きをした為、追いかけて来てしまった。この動きは予測できなかった」。

厳格な血筋の犬のみ訓練を受けられるというが、それでも訓練を受けた犬の中で盲導犬になれるのは、10頭中3~4頭だという。ヴィンスは盲導犬にはなれずに、PR犬として半年程の活動を送っていた。