2019年 大王製紙エリエールレディス

“因縁の地”で好発進 古江彩佳「運命というか…」

2019/11/21 17:03
好発進に笑みを浮かべる古江彩佳

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン初日(21日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6580yd(パー72)

19歳の古江彩佳が、4アンダー6位と“因縁の地”で好発進を切った。

同じ会場だった6月「日本女子アマチュア選手権」最終日10番。優勝争いの中、日本ゴルフ協会(JGA)の山中博史専務理事が運転したカートが、古江のキャディバッグを乗せたカートに接触し3Wが折れる事故。動揺も加わり、5位に終わり涙を流していた。

悔しさを糧に10月の「富士通レディース」で史上7人目のアマチュア制覇。プロとして会場のエリエールGC松山に戻り、この日はその10番からスタートした。苦い記憶を思い出すか、と問われると「全然ないですね」と笑いつつ、「(プロとして戻るのは)運命というか…。でもすごいなって思いますね」と感慨深げに言った。

前週「伊藤園レディス」はプロとしては初の予選通過で42位。“初任給”になる賞金53万円が日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の規定通り、試合翌週の木曜日になる21日に振り込まれた。「まだ(買うものは)何も決めてないです。お金の管理も自分でしていないので。プロの感覚にはまだ慣れてはいないけど、落ち着いてプレーが出来ている。まずは楽しくいけたら良い」と2日目以降を見据えた。(愛媛県松山市/林洋平)

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