比嘉真美子「かなりショッキング」 首里城の全焼に悲しみ

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 事前(31日)◇武蔵丘GC（埼玉）◇6585yd（パー72）

31日未明に発生した火災で沖縄県那覇市にある首里城が全焼したことに同県本部町出身の比嘉真美子が落胆した。「かなりショッキングなニュースでした。沖縄の象徴といってもいい建物だと思うので、ショックですね…」と心情を言葉にした。

地元で行われた3月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を制したときには、沖縄県勢の大会優勝は2004年の宮里藍さん以来15年ぶりということもあり、那覇市内で号外が配られた。直近の10戦中4戦で予選落ちとプレーは安定しないが、25戦ぶりの優勝で悲しみに暮れる沖縄の人を喜ばせたい。

沖縄県糸満市出身の大城さつきも「家は大丈夫だったけど、那覇は交通規制とかされてヤバいらしいです」と表情を曇らせた。地元だからこそ訪れる機会は少なかったと話し、「当たり前にあるものだと思っていた。もっと行っておけばよかった」と話した。

今季は3月「ヨコハマタイヤ PRGRレディスカップ」を6位で終えるなど、ツアー序盤は流れに乗っていたが、8月「CATレディース」から8戦中予選通過は2戦のみ。「縦の距離が一切合わない」とショットの調子を崩していた。この日はコースで調整し「沖縄を元気づけられるように頑張ろうと思います」。地元ファンのためにも結果を残したい。(埼玉県飯能市／石井操)