“原点回帰”の畑岡奈紗「わたしも頑張らなくちゃ」
2019/09/11 17:39
◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 事前(11日)◇チェリーヒルズGC(兵庫)◇6425yd(パー72)
世界ランクで日本人最上位の9位につける畑岡奈紗が、3月の「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)以来、国内女子ツアーに今季2度目の参戦を果たす。直前に出場した米国女子ツアーでは2戦連続トップ10入り。「勝ちきれていない感じですね」と苦笑いで振り返ったが、上り調子で国内メジャー3勝目に挑む。
きっかけは「原点回帰」だ。「自分はショットが持ち味だけど、それが崩れ始めるとなかなかスコアをまとめられないという時期があった」と、渋野日向子が優勝した「AIG全英女子オープン」で、海外メジャー2戦連続予選落ち。畑岡はその直後に一時帰国した。
「鏡を前に置いてスイングチェックをしたり、若干筋力が落ちているのがわかったので、イチからちゃんとトレーニングをしたり」と2週間のオフに土台を作り直した。「それに、結果がでなくてゴルフを楽しむことができなくなっていたので、頭の中を一度リフレッシュした」という。そして、再渡米後の米ツアーで5位と4位。「その調子はずっと継続できていると思う」と自信をみせた。
渋野の全英制覇までは、海外メジャー優勝の期待をほぼ一人で背負っていた時期もある。いまは少し身軽になって、「わたしも頑張らなくちゃ、という感じですね」と笑う。
「調子は良いので、ティショットを安定させて、フェアウェイからチャンスにつけていけるようにしたい。この天気とセッティングなら、(4日間で)20アンダーを目指してやりたい」と攻めのゴルフを誓った。(兵庫県三木市/今岡涼太)