2019年 大東建託・いい部屋ネットレディス

「フィジカルの強さが出た」 成田美寿々が3位に浮上

2019/08/03 21:02
17年大会覇者の成田美寿々が逆転優勝を狙う

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 3日目(3日)◇鳴沢GC(山梨県)◇6605yd(パー72)

成田美寿々が首位と2打差の通算9アンダー3位で優勝争いに加わった。雷雲接近によるサスペンデッドの影響で、3日目に27ホール回り、「きついです」と疲れた様子。それでも3ラウンド目の後半のイン9ホールでバーディを5つ奪い、「今年のフィジカルの強さが出たんじゃないかな」と振り返った。

前週「センチュリー21レディス」は欠場し、23(火)、24日(水)の2日間にわたって下半身を中心としたトレーニングを1時間半ほど行い、「(今大会の)前日まで筋肉痛のような、ハリがありました」という。

2020年東京五輪出場を目指す26歳。開催中の海外メジャー「AIG全英女子オープン」では渋野日向子が2位で予選ラウンドを通過するなど、世界的に注目されているが「あっちで結果を出すか、こっちで出すか、なだけ。オリンピックまでに6~8勝しないといけないと思っている」と話した。

五輪に出場するためには原則として、世界ランクで日本勢2番手以内になる必要がある。現時点で最上位はランク9位の畑岡奈紗、2番手は26位の鈴木愛。成田は9番手の72位につける。

「ヤマハレディースオープン葛城」(4月)で今季1勝をあげているが「今年は5勝を目標に掲げている。ここから気合を入れていかないといけない」と2年ぶりの大会制覇へ意気込んだ。(山梨県鳴沢村/石井操)

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