“レジストミス”で出場権失うも…山路晶は繰り上がりの好発進
2019/07/19 17:48
◇国内女子◇サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 初日(19日)◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)◇6601yd(パー72)
開幕前日に出場登録(レジスト)のミスで一度は大会出場権を失った20歳の山路晶が、当日のウェイティングから、体調不良による欠場者によって生まれた1枠に入り、「69」でプレー。3アンダー12位で初日を終えた。
出場選手は開幕前日(18日)の午後5時までに会場でレジストをする必要があるが、それを「すっかり忘れてしまった」。
18日午前9時30分ごろにガソリンスタンドで給油中に、財布を車の上に置きそのまま発進してしまったという。その事実に気が付いたのが午後の練習後。もちろんすでに車の上に財布はなかったため「カードを止めたりとか、警察に行ったりとか、いろいろやっていたら(レジストが)飛んじゃって」と説明する。
「(現金)1万円ちょっと、クレジットカードやキャッシュカード、運転免許証に保険証、ほんとに全部なくなりました」。
午後4時30分にキャディから連絡があり、レジストを失念していたことを知らされたが、コースから45分ほど離れた笠間市の自宅近くにいたため、間に合わなかった。結局その日は再びコースに戻り、財布とともに紛失した日本女子プロゴルフ協会の会員証の再発行などをして帰宅した。
一縷の望みをもってコース入りすると、スタートの2時間前に出場が決定した。「応援に来てくれるっていう人もいたし、キャディさんや周りの人に申し訳なくて、出られただけで嬉しかったです」と安堵の表情を浮かべる。
バタバタと迎えた初日を3バーディ、ノーボギーの好プレー。この勢いで最終日まで突っ走りたい。(茨城県阿見町/柴田雄平)