2019年 日本プロ

開聞岳からの芝目を攻略 時松隆光が1打差4位

2019/07/05 19:49
時松隆光のパッティングが冴えた

◇国内メジャー第2戦◇日本プロゴルフ選手権 初日(5日)◇いぶすきゴルフクラブ 開聞コース(鹿児島県)◇7212yd(パー70/71)

午後0時30分に出た時松隆光が5バーディ、ボギーなしの「66」でプレーし、午後スタートの組ではトップの通算5アンダーとして4位で発進した。「後半は雨が降り出して苦しい状況だったが、うまくまとめて帰ってこられた感じです」と総括した。

3番から5番(パー5)までいずれも3mを沈めて3連続バーディとし、序盤で伸ばした。「どっちに曲がるかはっきりしたラインだったのでしっかり打ててよかった」と振り返る。

コース攻略のカギのひとつに「グリーンの芝目」を挙げた。「下りの順目だとスーっていくし、上りの逆目だと全然転がっていかない」と説明。昨年12月にコースを訪れ2泊3日で3ラウンドした際、知人のコースメンバーから「開聞岳からの目があるので注意した方がいいと教えられ、意識してやったらうまくいった」という。

昨年は5月に「関西オープン」でツアー3勝目を挙げた後、シーズン終盤まで好調を維持し賞金ランキング9位で終えた。今季は「ショットが中途半端な感じで、順位が物語ってますけど」と本調子とは程遠い状態が続く。それでも「ティショットもセカンドも狙い通りのショットが出ていた」と、この日のフロントナインでは復調の手応えを得た。

豪雨の影響が心配される中で開催される大会。福岡県出身の時松は「災害は人の手ではどうにもならないが、九州出身として頑張りたいなとは思います」と力を込めた。(鹿児島県指宿市/柴田雄平)

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