2019年 日本ツアー選手権森ビル杯

男子ツアー初の試み 「ツアー選手権」でプレー中の撮影を一部解禁

2019/06/05 19:35
名物ホールの難関17番。池からグリーンにかけた左サイドにフォトエリアが設けられる見込みだ。

◇国内メジャー◇日本ツアー選手権森ビル杯 事前(5日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7387yd(パー71)

日本ゴルフツアー機構(JGTO)が主催する今季メジャー初戦で、ギャラリーによるプレー中の選手の写真および動画の撮影を一部で解禁する。対象となるのは17番ホールに設けられたエリア内で、JGTOによると男子ツアーでは初めての試みになるという。

中島和也ツアーディレクターの説明によれば、フォトエリアを設置するのは17番(481yd/パー4)の2打目地点からグリーンに至るまでの左サイド。エリアから2打目地点まで約150yd、グリーンまで約80ydの距離があり、スマートフォンなどのシャッター音はプレー中の選手の耳に届かないと判断された。

選手が2打目地点からグリーンに進むまではギャラリーロープに近い池の左側を回り込むロケーションになっており、選手を近くで撮影できるシャッターチャンス。同ディレクターは「ギャラリーの2、3ヤード先を選手が通るイメージ。プレー中の選手の目や、表情を見ながら撮影できる。ギャラリーのみなさんに、思い出として持って帰ってほしいと思います」と話した。

JGTOは、2017年からギャラリーサービスの一環として、クラブハウス周りのみ撮影を認めるフォトエリアの設置をスタート。以降も選手会からは、コース内でも撮影ができるよう検討を求める声が挙がっていたという。同ディレクターは、「このツアー選手権で成功すれば、日本のトーナメントでエリア内に限定したコース内での撮影が可能になっていくのではと思っています」と期待を寄せた。(茨城県笠間市/塚田達也)

2019年 日本ツアー選手権森ビル杯