国内男子ツアー

池田勇太が「全米プロ」へ弾みの優勝 賞金500万円は全額寄付

2018/07/30 17:19
池田勇太は優勝賞金500万円を東日本大震災の孤児支援に寄付

2日間のツアー外競技「杜の都仙台チャリティプロアマトーナメント」は30日(月)に最終ラウンドが行われ、「66」とした池田勇太が通算8アンダーで優勝を飾った。開催地の宮城県は、東北福祉大(仙台市)での4年間を過ごした第二の故郷。「学生のころからお世話になっている人たちにこの大会を開催してもらっているのでね。初めての出場で優勝できてうれしいです」と喜んだ。

今大会は東日本大震災で親らを失った震災孤児の支援を目的に、大会賞金の一部や入場チケット、チャリティオークションの収益の寄付活動を行っている。池田は表彰スピーチで、優勝賞金500万円の全額寄付を明言。「何かしらの形で寄付をしようと思っていたけれど、優勝が一番、額がでかいからね。それが一番良かったと思う」と思いを述べた。

次戦は、8月9日にミズーリ州のベルーフCCで開幕する「全米プロゴルフ選手権」の予定。「全英(51位)でも悪くない戦いができたし、ここで弾みもつけられた。こういう流れと気持ちで、このままPGAに行ければいいと思っています」。今週末には渡米し、メジャーの今季最終戦に向けて準備を整える。(宮城県大和町/塚田達也)