2018年 ISPSハンダマッチプレー選手権

「全部背負います」塩見好輝はホストプロ唯一の3回戦進出

2018/07/27 16:35
2回戦で岩田寛を破った塩見好輝。ホストプロで唯一3回戦に進出した

◇国内男子◇ISPSハンダマッチプレー選手権(1・2回戦) 2日目(27日)◇鳩山カントリークラブ(埼玉)◇7115yd(パー72)

1回戦で石川遼を破った塩見好輝が、2回戦で岩田寛を1UPで破り、9月に行われる3回戦に進出した。オールスクエアで迎えた最終9番(パー5)をバーディとして接戦を制し、「調子が良いので、このまま(3回戦)やりたいですね」と満面の笑顔を浮かべた。

9番では2打目をグリーン右のエッジまで運び、58度のウェッジでピンそば1.5mに寄せた。対する岩田は先に1mのチャンスにつけており、外せば敗色が濃厚な場面。1回戦から冴えたショートパットをこの勝負どころでも決めると、岩田が外して決着した。

2015年からISPSに所属するホストプロでもある。1回戦で選手会長、2回戦で東北福祉大の先輩を破って話題を作り、大会の盛り上げに貢献している。同じく所属選手で同大OBである藤本佳則は2回戦で敗れ、谷原秀人も今年のエントリーを見送った。約一カ月半後の3回戦は、唯一のホストプロとして迎えることになる。「ぜんぶ背負って頑張ります」と大任を遂げる構えだ。

大学3年時にはキャプテンを務め、名門チームのまとめ役として活躍。高校時代から数々の学生タイトルを引っ提げてプロ入りしたが、ツアーでは初優勝から遠いシーズンが続く。「ブレークできるかできないか、この試合は大チャンス」と27歳の鼻息は荒い。3回戦は、昨年大会を2位で終えたリュー・ヒョヌ(韓国)が相手となる。(埼玉県鳩山町/塚田達也)

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