2018年 セガサミーカップ

石川遼は8打差45位に後退 右へのミスショットに苦心

2018/07/07 19:04
ショットに苦しんだ石川遼。首位と8打差で最終日を迎える

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 3日目(7日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)

雨混じりの曇天が続いた空模様さながら、石川遼はこの日のプレーを「どんよりしたゴルフ」と表現した。4打差の28位からスタートした第2ラウンドを1バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「74」と落とし、通算2オーバーの45位に後退。首位との差は8打に開き、最終ラウンドを迎える。

1W、アイアンともに球は右に出ることが多く、「スコアを伸ばすことに関して、すごく苦しかった」とショットに苦心した。前半6番のダブルボギーも、1打目を右に曲げたもの。「体の開きが早いスイングが多かった」と反省の言葉が続いた。

この日の気温は正午時点で12.6度と、冬物の上着が恋しくなるほどの寒さ。前日は気温の低下による飛距離ロスの調整に時間がかかったが、この日は「ショットの精度の問題」とした。

石川にとって、右へのミスは左への曲がりに比べて根の深い症状のはずだが、「何が起きてこうなったのかが分かる。すぐに直せる右(へのミス)」と語る。「良くなって、悪くなっての繰り返し。いまは根気よくやっていきたいと思う」。最終日も悪天候が予想されるが、晴れやかな気持ちでラスト18ホールを締めくくりたい。(北海道千歳市/塚田達也)

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