次週シニアデビューの谷口徹 先輩たちが「ちょっと怖い」
◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 事前(4日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)
今年2月に50歳になりシニアツアーの出場資格を得た谷口徹が、次週の「日本シニアオープン」(北海道・ニドムクラシックC)でシニアデビュー戦に臨む。今週の「セガサミーカップ」会場で取材に応じ、「やることは一緒。いいプレーをしたいし、楽しみです」と心境を語った。
谷口はレギュラーツアーへの専念を理由に今年のシニア登録を見送ったが、5月の「日本プロゴルフ選手権」で優勝したことで「日本シニアオープン」の出場資格を獲得。同大会は日本ゴルフ協会(JGA)主催競技のため、シニアツアーを統括する日本プロゴルフ協会(PGA)の登録がなくても出場が可能となる。
突然のシニアツアー出場について「僕も意外です。気が変わった」という谷口。当初は出場の可能性があった海外メジャー「全英オープン」の前週とあり態度を保留していたが、資格を得られなかったことで前向きに検討。「(レギュラーツアーの)試合が空くし、今週と同じ北海道。たまたまタイミングがあった感じ」と、翻意の理由を説明した。
「ちょっと怖い」というのは、久々にツアーで対面する先輩たちの反応だ。「最初に好印象を与えないといけないから、初日の火曜日が肝心。(シニアに)来るな、という人の方が多いと思っているので、あいさつしてシカトされたらどうしよう。楽しみ半分、怖さ半分、という感じです」と報道陣を笑わせた。
「あいさつをして、謙虚さをアピールしないといけない。ゴルフについての謙虚さはないけど、それ以外はね」と、“谷口節”もしっかり披露。今回はスポットながら、「日本プロ」最年長優勝を果たして間もない50歳の出場は大きな話題を呼びそうだ。(北海道千歳市/塚田達也)