2018年 ダンロップ・スリクソン福島オープン

18本の注射…高山忠洋は故障に負けず奮闘中

2018/06/22 21:00
高山忠洋は痛みを抱えても頑張る。それがツアープロ

◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 2日目(22日)◇グランディ那須白河ゴルフクラブ (福島)◇6961d(パー72)

身の毛がよだつ痛いハナシ。40歳の高山忠洋は長く腰痛などを抱え、日々、自分の肉体と格闘している。「いろんな治療をやって効果があったり、なかったり」。飲み薬に座薬…。副作用で胃が痛むこともある。今大会直前には病院で「筋膜リリース注射」を患部に打ち込んだ。その数は実に18本に上ったという。

前週まで2週のオフも、簡単に休暇にするわけにはいかなかった。「休んでばかりでは上手にならない」。練習を重ね、試合の緊張感を味わった上で、体の反応を見る必要もある。「だからこの福島の試合も絶対に出たかった」という。

2アンダー41位タイで迎えた第2ラウンドは午後に「67」をマークし、通算7アンダー4位に浮上した。前半インで3つスコアを伸ばし、後半は7番(パー5)でバーディを奪ったほかはパーを並べた。「しっかり練習できる体を作りたい」というのが一番の願いだが、「この位置にいられるのは非常にうれしい」と素直に好結果も喜んでいる。(福島県西郷村/桂川洋一)

2018年 ダンロップ・スリクソン福島オープン