2018年 ミズノオープン

モンスターホールのダボで1打及ばず 石川遼は自ら発案の“土曜プロアマ”へ

2018/05/25 19:11
16番で痛恨ダボ。石川遼は1打届かず6戦ぶりの予選落ち

◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 2日目(25日)◇ザ・ロイヤル ゴルフクラブ(茨城県)◇8007yd(パー72)

瞬間最大10.3m/秒(午前9時48分)の風が吹いた2日目。予選通過圏内にいた石川遼を週末のプレーからはじき出したのは、ツアー史上最長の705ydに設定された16番(パー5)だった。ダブルボギーとした石川は、この日3オーバー「75」とし、通算5オーバーの70位でカットラインに1打届かなかった。

午後スタートの石川は、1つスコアを落として、このモンスターホールにやってきた。1Wでのティショットは大きく右に出て林の中へ。2打目も右ラフに戻しただけで、3打目は「ちょっと(ラフが)深すぎたので刻もうと思ったけど、それでも引っ掛かってしまった」と左ラフ。4打目でグリーン右手前エッジまで運んだが、奥に切られたピン手前には大きな尾根が横切っており、ロブショットを試みた5打目はピンを4mオーバーした。このボギーパットも決められず、ギャラリーのため息を招いた。

ショット自体は復調気配を見せており、「ゴルフの内容は悪くないと思っている」と石川は言う。悔やまれるのは16番のティショットだが、「ミスだけど、2日に1回とか(出るの)はしかたない。それがあのタイミングで出てしまった」と、淡々と受け止めた。

国内ツアーでは6戦ぶりの予選落ち。それでも「試合もかなり続いていたし、結構疲れもたまっていた。前向きにとらえて来週までに良い準備をしたい」と、気持ちは次週のメジャー大会に向いている。

あす土曜日は、選手会長である石川本人が発案していた“土曜日プロアマ”が今年初めて実施され、主催者のリクエストにより石川の出場も決定した。開催コースは次週の会場の宍戸ヒルズCCで「場所的にも好都合だし、選手にとっても非常にメリットがあると思う」と、ひと足早く準備を始めることになる。(茨城県鉾田市/今岡涼太)

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