2018年 関西オープン

それでも控えめ?今平周吾の珍しいガッツポーズに見えた意地

2018/05/19 17:41
前半5番で3mのバーディパットを決めた今平周吾。珍しくガッツポーズを繰り出した

◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 3日目(19日)◇小野東洋ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7124yd(パー72)

普段は感情をあまり表に出さない今平周吾。クールな25歳は前半5番(パー5)で3mのバーディパットを決めると、笑顔でガッツポーズを繰り出した。7位から追い上げを図る中で、流れをつくる価値あるバーディ。それでもなんとなく控えめだったが、首位でアマチュアの久保田皓也(20=東北福祉大3年)に2打差の通算8アンダー3位とし、自身初の大会連覇へ好位置で最終日を迎える。

舞うような風が吹く中で4バーディ、1ボギーの「69」と3つ伸ばし、7位タイから浮上した。前週の「日本プロ」では1Wの不調が響いて今季初の予選落ち(74位)に終わったが、今週2日目から「いつもよりコンパクトにしたら方向性が良くなった」とトップの位置を浅くして復調。初日58位の出遅れから、優勝争いに加わる。

あすの最終組をともにするのは久保田と、2位につける24歳の時松隆光。年下の背中を追う優勝争いは少ないだけに、「負けたくないですね」と先輩の意地を示す覚悟だ。「アマチュアの子には、負けられない気持ちはある」と、静かな口調の中に闘志を込めた。(兵庫県小野市/塚田達也)

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