インド出身の親日家 39歳・ガンジー「勝ったら日本でやりたい」
2018/04/21 18:30
◇国内男子&アジア共同主管◇パナソニックオープン選手権 3日目(21日)◇茨木カンツリー倶楽部・西コース(大阪)◇7343yd(パー71)
3日連続の60台を並べたラヒル・ガンジー(インド)が、通算11アンダーとして首位と1打差の2位につけた。アジアンツアー1勝の39歳。「(日本ツアーの)Qスクールを受けようと思っていたくらい。もし勝ったら、日本ツアーでプレーしたい」と優勝に意欲をみせた。
ゴルフを始めたのは9歳のとき。「ゴルフには政治がないから」と紅茶貿易を営む父と一緒に始めた。2004年に「フォルクスワーゲンマスターズチャイナ」でアジアンツアー初勝利。だが、それ以降は2位が2回。4年前にはプレーオフで、同郷のSSP.チャウラシアに惜敗するなど、2勝目が遠いシーズンが続く。
1Wの平均飛距離は285ydで「飛ばし屋じゃないけど、正確性が持ち味」と自己分析し、「日本のコースは自分の飛距離にあっている」という。アジアンツアーの直近7試合は、5回の予選落ちに棄権が2回。「この1年くらいあまり良いプレーができていなくて、今週も予選通過が目標だった」というが、一気に最終日最終組だ。
日本食が大好きで、好物は「サーモン、カツ丼、神戸牛」という。コースが綺麗で賞金も高いと、日本ツアー参戦にも積極的だ。優勝となれば、2020年までの出場権を手にできる。「Qスクールを受けるのにもお金が掛かる。スポンサーを探さないといけないと思っていた」という悩みも、あす1日ですっきり解決できるかも?(大阪府茨木市/今岡涼太)