2018年 パナソニックオープン

石川遼は3日目ワースト「76」 それでも終盤に“気づき”

2018/04/21 19:03
この日「76」と苦しんだが、終盤数ホールで気づきはあったという石川遼

◇国内男子&アジア共同主管◇パナソニックオープン選手権 3日目(21日)◇茨木カンツリー倶楽部・西コース(大阪)◇7343yd(パー71)

出場62選手で3日目のワーストスコア「76」にも、最後の数ホールにわずかな望みは見出した。通算5アンダーの11位から出た石川遼は、荒れるショットにショートパットのミスも加わり、15番までにバーディなしの3ボギー2ダブルボギー。それでも、16番、18番(パー5)と2バーディで上がり3ホールを締めくくり、通算イーブンパーの59位とオーバーパーはまぬがれた。

朝の練習場から、1Wショットはナイスショットとあきらかなミスが半々といったところ。後ろでみているギャラリーからも、「おー」という歓声と、「あー」というため息が交互に起きた。7番では1Wショットが右にOB。「(きょうも)きのうも一昨日も、なにもつかめていない中でのラウンドだった」と振り返った。

シーズンは開幕したが、スイング構築はまだ手探り状態。それでも、終盤に気づきはあったという。「悪いときは、スイングプレーンがアップライトになってしまう。スイングがアップライトになるときは、アドレスから体重がちょっとつま先側にいっている。それに気づいた」。

16番をバーディとし、2オンに成功した最終18番も「良いショットが打てた」と希望を抱かせるバーディフィニッシュ。「あすもそれをやってみて、良い方向に行ってくれるんじゃないかと思う」と前を向いた。

首位とは12打差に開いたが、それでもホールアウト後はファンとの記念撮影、テレビや記者たちの取材対応、ファンへのサインと、求めに応じて時間を割いた。「さあ、行こうか」。それらすべてを終えてから、石川はようやく練習場へと足を向けた。(大阪府茨木市/今岡涼太)

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