2017年 カシオワールド

石川遼「来年に向けて」ホスト大会でV争い期す

2017/11/22 16:44
石川遼は開幕前日にプロアマ戦で最終調整を行った

◇国内男子◇カシオワールドオープン 事前情報(22日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7315yd(パー72)

石川遼は所属契約を結ぶカシオ計算機株式会社の主催大会に2年ぶりに出場する。昨年は同週にオーストラリアで行われた「ISPSハンダワールドカップ」参戦のため、ホスト大会を欠場。雨の落ちた開幕前日の22日(水)はプロアマ戦で最終調整を行った。

宮崎で行われた前週の「ダンロップフェニックス」で、国内ツアー復帰後6戦目にして初の予選通過。「結果ということに関して言えば、6試合連続で落ちてここに来るのとは気持ちは違う」と一定の安堵感を得てはいるが、10月に日本ツアーに復帰してからのスイング修正の試行錯誤は続いたままだ。「フェニックスでは1Wショットのフェアウェイキープが良くなったというだけ。(新しい体の動きに)違和感なくプレーできるのはまだまだ先だと思う」と、結果に一喜一憂することなく高知に入った。

事前練習を終えて「1Wは悪くなかった」という。「バロメーターというか、『この球が出る時は、こういう体の動きをしているから』というのが、分かってきてスッキリしてきた」と、周囲では把握できない部分を前進した点に挙げた。

過去4度のトップ10入りがある今大会で優勝しなければ、次週の最終戦「日本シリーズJTカップ」(東京よみうりカントリークラブ)を残してシーズンを終了するが、焦りの様子はない。「(スイングの)チェックポイントを意識しながら戦うのは難しいけれど、今週、できれば優勝争いをしたらどうなるかを知りたい。来年に向けてとても重要になる」と実直に先を見据えた。(高知県芸西村/桂川洋一)

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