石川遼は今季6戦目で初の予選通過 ファンへの恩返し誓う
2017/11/17 17:14
◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目(17日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71)
自己ワーストとなる国内ツアー5戦連続予選落ち中だった石川遼は、49位から出た2日目に、3バーディ3ボギーの「71」で回って、通算1オーバー36位。今季初の予選通過を果たして、「たまたま1Wがまっすぐ行っているわけじゃなく、練習してきた成果も感じている」と、1つの自信を手に入れた。
「日本オープンの後から1カ月くらい取り組んできて、2万球くらい打ってきた。その中で60、70%は1W。予選落ちが続いて、結果に対して精神的な落ち込みが少なからずあったけど、そういうのも覚悟の上でやりたいことがあった。自分の中では大幅な改善点だった」と、最近の取り組みを振り返った。
もちろん、これはまだ通過点だ。「ファンのみなさんにすごく応援してもらっていて、まだ結果を出せていない。なんとか優勝争いを目指してやりたい」と、今週末、そして次週へ向けてさらなる高みを目指している。
この日、筆者はコース内で米ツアーにも応援に駆けつける熱心なギャラリーに再会した。きょう宮崎に着いたというその初老の女性は「今週はまだ週末のチケットを買っていないの。最近調子が良くなかったし、チケットも安くないから…」と、5000円(前売り4000円)の一日券を握りしめていた。4日間の通し券は1万5000円。週末は1日6000円(前売り5000円)。家計をやりくりして観戦してくれるファンたちに、いつか笑顔を届けたい。(宮崎県宮崎市/今岡涼太)