2017年 トップ杯東海C

パー3で首位が「6」 キム・ヒョンソンの優勝スルリ

2017/10/01 16:46
魔の16番に苦しみ優勝を逃したキム・ヒョンソン

◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 最終日(1日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)◇7325yd(パー72)

16番(パー3)で再び、悪夢が起きた。キム・ヒョンソン(韓国)が左に崖、右にバンカーを備える名物コースで「6」。2位に2打差をつける通算15アンダーで首位を走っていたが、リーダーボードの最上位から転がり落ちた。

「崖のプレッシャーがあったので、右を向いて打ったら、引っ掛けて左にいってしまいました。自分をコントロールできなかった。難しかったです」と16番の前にトイレに行き、ティグラウンドに戻ってきて焦って打ったことを後悔した。

優勝へ残り3ホールとなったプレッシャーか、ティショットを左の崖に落とし、2打目でグリーン右のバンカー奥のラフへ。3打目は右のバンカーへ落とし、4打目でピン奥3mのグリーンへ。5打目で寄せて、6打目でカップインとした。

前日3日目にスンス・ハン(米国)が同じ16番で大会レコードとなる「11」を叩いたばかり。「頭のどこかに残っていたのでしょうね。きのうもハン選手から『自分が全部悪い運を持って行ったから大丈夫ですよ』って応援してくれたのですが。左が絶対に駄目って頭に残っている事が駄目ですよね」とうなだれた。

2年ぶりの大会Vがスルリと手から滑り落ち、通算12アンダーの3位フィニッシュ。「先週からショットもパットも良くなっている。これからはビッグトーナメントが多いので本当に頑張りたい。プレッシャーがかかったときに思いもしない球が出るのでもっと練習します」と最後は前を向いて、コースを後にした。(愛知県みよし市/玉木充)

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