2017年 ミズノオープン

50歳・川岸良兼が描く黄金プラン 史果の存在も刺激に

2017/05/24 18:16
次女・史果の存在も刺激に?川岸良兼がホスト大会で今季初戦に臨む

◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 事前情報(24日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7404yd(パー72)

今季からシニアツアーに加わった50歳の川岸良兼が、ミズノ契約のホストプロとして、前年大会以来1年ぶりのレギュラーツアーに参戦する。開幕前日の水曜日は、冷たい雨に打たれながらプロアマラウンドをプレー。「きょうで仕事は終わったからね」と笑ったが、言葉の端々に静かな闘志もにじませた。

医師から糖尿病の診断を受けたのが3年ほど前。以降は毎日のウォーキングを欠かさず、シニアツアー本格参戦に向けた肉体管理にも努めてきた。「ちゃんとしていますよ。体も絞れたでしょ」と表情は明るく、症状は回復傾向にある様子。「パットはだいぶ良いし、フェアウェイから打つセカンドショットも意外と良い」と、プレーへの手ごたえも小さくない。

今季は女子ツアーで好調なルーキーイヤーを送っている次女・史果の存在も刺激になっている。「オレが家族から省かれているよ。帰る場所がなくなってきた。まあ、ありがたいことだけどね」と目を細め、22日(月)の「全米女子オープン」(ニュージャージー州/トランプナショナルGC)最終予選会を突破したことにも「大したものだ。勢いに乗っているね」と評価した。

今週は、川岸自身にもメジャー出場のチャンスがある。有資格者を除く上位4人に入れば7月「全英オープン」の出場資格が得られる特典付きだ。会場の英国・ロイヤルバークデールGCは1991年大会に踏んでおり、「あのときはトレビノ(リー・トレビノ)と回ったんだ。良い記念になった」と思い出の舞台でもある。「チャンスはありますからね。頑張りますよ」と、26年ぶりの再訪も心に描いた。(岡山県笠岡市/塚田達也)

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