2017年 パナソニックオープン

谷口合宿の効果? 大堀裕次郎がベストスコアで2位浮上

2017/04/21 19:04
この日は25パットの「65」。首位と2打差の2位に浮上した大堀裕次郎

◇国内男子&アジア共同主管◇パナソニックオープン選手権 2日目(21日)◇千葉カントリークラブ梅郷コース(千葉)◇7130yd(パー71)

海外選手がずらりと並ぶリーダーボードの上位に、この日のベストスコアとなる7バーディ1ボギーの「65」で回った大堀裕次郎が食い込んできた。首位と2打差の通算7アンダー2位タイとして日本人最上位へ浮上した。

1アンダーの29位から出た2日目。大堀は「(1月の)アジアシリーズから3連続で予選落ちしていたし、前半は予選を通りたい一心だった」と無欲だった。5番、7番、9番と2mのバーディパットを決めて折り返すと、11番、12番と続けて4mのバーディパットをカップに沈めた。

「パターが良かったので、ショットも楽に打つことができた。パットはオフに谷口(徹)さんと合宿をさせてもらって、“ハンドファースト目にして、あとはしっかり決め打ちすること”を教わった」。3月に一週間ずつを2回、宮崎県での合宿で得た教えをしっかりと実践して結果につなげた。

大堀に、谷口が恒例としている合宿を紹介した武藤俊憲は「(大堀が)行きたいっていうから、『だったら自分で谷口さんに言え』って言ったんです」という。大堀が谷口のアドバイスから好結果を得たと知り、「そうなんですか?自分にはなにも教えてくれないんだけどな・・・」と、少し寂し気だ。

一方で、自身は通算3オーバーで予選落ちに終わった谷口は、大堀に教えたことは「まだアベレージレベル。奥義は入会金をもらわないと教えない」と強がった。「まだ、契約書にサインももらっていないし(笑)」。

アマチュア時代は「日本アマ」を制した逸材だが、ツアーでは未勝利が続く。「今年は初優勝して、日本シリーズに出たい。どんどん攻めて、アグレッシブなゴルフをしたい」と、残り2日も果敢なゴルフを続けていく。(千葉県野田市/今岡涼太)

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