谷原秀人は猛追も5位 初の賞金王はかなわず
2016/12/04 19:06
◇国内男子メジャー◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日(4日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)
賞金ランク2位からの逆転賞金王へ可能性をつなげるためには、優勝が絶対条件。首位を6打差で追う谷原秀人は7バーディ、1ボギー、この日ベストスコア「64」と猛追したが、優勝スコアに2打届かない通算11アンダーの5位で終了した。「8アンダー(62)を狙っていたけど届かなかった」と、初の賞金タイトル獲得はかなわなかった。
賞金タイトル争いは池田勇太に軍配が上がったが、谷原の語り口はサバサバとしていた。「僕が悪いスコアだったら残念だったけど、トップ10には入れたし、良かったんじゃないですか?良い1年だったと思います」。悔しさを胸に押し込めながら、納得のフィニッシュにうなずき「来年もこういう位置で戦えるように頑張りたい」と、早くも気持ちを新たにした。
来年は、海外ツアーでの活躍の場も増える見込みだ。賞金ランク2位の資格により、来年3月の世界ゴルフ選手権「WGCメキシコ選手権」、7月の海外メジャー「全英オープン」の出場も決まった。前週56位の世界ランクを4月上旬までに50位以内まで上げ、2007年以来2回目となる「マスターズ」出場を遂げたい思いも強い。「春先から積極的に頑張りたい」と、志高く短いオフシーズンに臨む。(東京都稲城市/塚田達也)