シード危機の深堀圭一郎 2回目の生涯獲得賞金の資格適用を示唆
2016/11/23 18:16
◇国内男子◇カシオワールドオープン 事前情報(23日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7315yd(パー72)
池田勇太と谷原秀人の賞金タイトル争いに大きな注目が集まるシーズン終盤にあり、今週は来季シード争いも焦点の1つとなる。次週の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は今季優勝者、賞金ランク上位20人にフィールドが絞られるため、賞金ランク上位75人(※)に付与される来季シード争いは今週が事実上のラストゲームとなる。
シード喪失の窮地にいる1人が、今年10月に48歳になった深堀圭一郎だ。今季は両ひじの痛みもたたり、今週を前にしてランク106位と低迷。シード圏内まで451万6614円、順位にして最低でも11位以内に入る必要がある。
喪失となれば次週の最終予選会(ファイナルQT)に回ることになるが、深堀には『生涯獲得賞金ランキング上位25位』の資格(現時点で21位)で来季をプレーする道が残されている。同資格は選択した1年間だけ適用されるものだが、その後シードに復帰すれば再度の使用が可能になる。2012年に初めて同資格を使い、同年にシード復帰(賞金43位)。深堀はシードを失った場合、来季を再び同資格でプレーする可能性を示唆した。
同資格を2回以上使用する条件にシード復帰が含まれた05年以降、複数回使用したのは室田淳(3回/09年、11年、16年)、尾崎健夫(2回/05年、09年)の2例がある。(高知県芸西村/塚田達也)
(※)義務試合数に満たない7選手が対象から除外されるため、今季は賞金ランク82位まで繰り下がる