2016年 ダンロップフェニックス

オリジナルワインで祝杯を! 藤田寛之が4位に浮上

2016/11/18 18:26
藤田寛之が1打差4位に浮上。復調気配のショットを好スコアにつなげている

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目(18日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71)

8位から出た藤田寛之が4バーディ、2ボギーの「69」とし、首位に1打差に迫る通算6アンダーの単独4位に浮上。賞金ランク37位にとどまるツアー通算18勝の47歳が首位争いに加わり、2014年「アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップゴルフ」以来となる久々のタイトルに前進した。

今季は開幕戦から4試合で予選落ち3回と結果を残せなかった。賞金ランクも低迷を続けていたが、10月「トップ杯東海クラシック」から4試合連続でトップ20入り。前週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」では、今季ベストタイの8位フィニッシュ。「ショットも少しずつよくなってきた」と、後半戦になって賞金ランクを上げてきた。目標とする2週間後のツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」(賞金上位20人など)への出場にも、少しずつだが光明が差しつつある。

自身が厳選したオリジナルワインを手にニッコリ

そんな藤田は今週はじめ、自身がテイスティングしてセレクトした400本限定のオリジナルワイン『Hiroyuki Fujita Special Select Vin Rouge』の発売(11月25日~)を発表したばかり。ワイン好きが高じ「自分の名前が付いたワインを作ることが夢だった」という思いを契約先の酒造会社に打ち明けたところ、同社の協力を得て実現したという。藤田自身が山梨県内のワイナリーに足を運び、厳選した自慢の赤ワインだ。

もしも今週優勝となれば、祝杯で用いるのはもちろん自身のオリジナルワイン。「そうなれば最高でしょうね」と、そのときに思いを巡らせた。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

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