松山英樹の次戦は2週間後「W杯」 石川遼と日の丸タッグ
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(13日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7246yd(パー72)
2位に7打差をつけて圧勝した松山英樹は、年内はあと2試合に出場する。次戦は24日(木)にオーストラリアで開幕する「ワールドカップ」(キングストン・ヒースGC)。その後、12月2日(木)からバハマで行われるツアー外競技、タイガー・ウッズ主催の「ヒーローワールドチャレンジ」(アルバニー)に3年連続で参戦する。
男子ゴルフの国・地域別対抗戦である「ワールドカップ」は、各国2人1組で28チームが参加。ことし8月、日本の世界ランク最上位の松山が、石川をパートナーに指名した。大会は4日間を通じてダブルスによる団体戦で実施。初日と3日目はフォーサム(1つのボールを交互に打ったスコアを記録)、2日目と最終日はフォーボール(それぞれのボールをプレーし、ペアで良い方のスコアを記録)形式が採用され、コンビネーションが大いに問われる。
10月の「日本オープン」から出場4試合で3勝、優勝を逃した1試合も単独2位という破竹の勢いの松山だが、自身の調子を相変わらず厳しく見つめた。「結果的には最高だが、内容的には良くない」「チーム戦になった時に、今の調子じゃ足を引っ張ってしまう」と、評価は辛口だ。
石川は今週、メキシコでの米ツアー「OHLクラシックatマヤコバ」に出場中。松山はこの最終日の終盤のショットに好感触を得ながら「『自分はこれが打てる』というものを試合までに見つけたい。遼もそういう気持ちで来てくれると思う。しっかり優勝争いをしたいと思います」と力強く語った。
日本勢は1957年(霞ヶ関CC)に中村寅吉と小野光一が、2002年(メキシコ)には伊澤利光と丸山茂樹が優勝。3度目の栄冠への期待が、若き米ツアーコンビの双肩にかかっている。(静岡県御殿場市/桂川洋一)