2016年 ブリヂストンオープン

世界を巡って今年30試合目 川村昌弘ヘトヘトでも6位浮上

2016/10/21 20:20
川村昌弘は海外3試合を含めて8週連続の出場。「それは疲れますよね」と苦笑い

◇国内男子◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2日目(21日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇7119yd(パー71)◇ 8位から出た川村昌弘が4バーディ、1ボギーの「68」とし、通算7アンダーの6位タイに浮上。「疲れてますねえ。スイングが振り遅れちゃって、(芯に)当たらなくて大変でした」と苦笑いを交えたが、上位をキープして決勝ラウンドに進出した。

川村は国内ツアーとアジアンツアーとの掛け持ちを続けて今年で3年目。今季はこれまで日亜ツアー計25試合に出場したほか、国内外のローカル競技を含めると今週で30試合目になるという。「ためしに数えてみたらそんなになっていて。それは疲れますよね。数えなきゃ良かったです…」。

さらに前週までの2週間はインドネシア、マカオと海外を転戦しており、8月の「RIZAP KBCオーガスタ」からスイス(9月「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」)を挟んで8週連続の出場。ただトーナメントに出場し続けるだけでなく、8週間の総飛行距離も3万4640kmに及ぶ計算だ。旅の疲れは距離に比例するとも言われる。さすがの川村も疲労の色は隠せない。

次週は試合出場を見送り、9週間ぶりの休養をとるという。11月以降は「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」から「カシオワールドオープン」まで国内ツアーで4連戦する予定。12月の国内最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、「カシオ-」終了時点の賞金ランク上位20人、今季優勝者などが出場できるが、現時点で川村は出場資格を持っていない。

すでに「JTカップ」翌週のアジアンツアー「UBS香港オープン」で年内打ち納めとすることは決めている。旅するゴルファー川村は計35試合(JTカップに出場できれば36試合)で2016年の旅程を終える見込みだ。(千葉市緑区/塚田達也)

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