名門・東北福祉大の主将が挑む、近くて遠い憧れの先輩
2016/07/01 20:28
国内男子ツアー「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」2日目、アマチュアの小西健太(東北福祉大4年)が3位で決勝ラウンドに進んだ。6バーディ1ボギーの「67」で通算7アンダーは首位と2打差。昨年「全米アマチュア選手権」で日本男子初のベスト4。ゴルフの名門でキャプテンを務める逸材は、残り2日間で憧れの先輩を追う。
出だしは意気込みが空回り。「積極的にいこうとしたが、パットが入らなかった」とパーを6つ並べた。7番(パー3/158yd)で、8Iで放ったティショットを10cmにつけ、この日初のバーディ。「吹っ切れた」と、そこからさらに2連続。後半も伸ばして、迎えた最終18番(パー5)も約6mを入れてバーディで締めた。
憧れの先輩を追う。首位に立つのは37歳の谷原秀人。高校(瀬戸内高)も、大学も同じ。同じ広島県出身で実家も近い。だが、遠い存在だ。小西が子どもの頃から谷原はツアーで優勝するなど活躍していた。
「谷原さんの試合は見ていました」と熱っぽく語る。あすの3日目次第では最終日、同組での優勝争いもありえる。「僕なりに頑張るしかない」と引き締めた。(北海道千歳市/林洋平)