シニアデビュー目前 鈴木亨40代最後のホスト大会
2016/05/25 19:56
ミズノ契約の鈴木亨が、ホストプロとして出場する「~全英への道~ミズノオープン」開催期間中の28日(土)に50歳の誕生日を迎える。26年前となる1990年の今大会でプロデビュー以来、ツアー通算8勝のベテランは思いも一入だ。
国内シニアツアー出場への年齢的な条件を満たした鈴木は、レギュラーツアー通算2勝以上の資格により、来週以降は今季シニアツアー出場が可能となる。ツアーを主管する日本プロゴルフ協会にはすでに出場の意思を示しており、同ツアーの次戦となる6月「スターツシニアゴルフトーナメント」でシニアデビューを迎える見込みだ。
レギュラーツアーでは2009年を最後にタイトルから見放されている。11年には18年連続で保持していたシードを失い、以後は下部とレギュラーツアーを往復するシーズンが続く。「まだ(レギュラーで)やりたいけど、そんなに甘い世界じゃない」とツアーに未練を残しつつも、直面する現実を素直に受け止めてもいる。
「シード落ちやケガもあった中で、これまでよくやってきたと思う。体はボロボロだけど、シニアに流れ良く行けることは幸せなこと」
今週は、その前に控えるホストプロとしての期待を背負う大仕事。今大会では14年(50位タイ)以来となる予選通過を果たせば、決勝ラウンドで節目の50歳を迎えることになる。
「スケジュールを見て、40代の最後と50代の最初がミズノだったらいいな、という思いがあった。これも何かの縁だと感じているし、良い形でプレー出来ればいいですね」。思い出が詰まったホスト大会を、節目の晴れ舞台とする。(岡山県笠岡市/塚田達也)