2016年 関西オープン

近藤共弘と川村昌弘は痛みに勝てず

2016/05/22 17:33
痛みが引いた後半に伸ばしたが、時すでに遅し。1打差で優勝を逃した近藤共弘

国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権競技」最終日。ともに5打差の首位を追って3位からスタートした近藤共弘は「71」(パー71)、川村昌弘は「72」と伸び悩み、それぞれ通算5アンダーの2位、通算4アンダーの4位でフィニッシュ。混戦の終盤戦を抜け出せず、通算6アンダーで優勝したチョ・ビョンミン(韓国)の後塵を拝した。

近藤は前半9番に、1打目を左サイドのOBゾーンに打ち込むなど痛恨のトリプルボギー。後半に3バーディを奪うスパートをかけたが、最難関ホールで犯した一発のミスが最後まで重く響いた。

スタート後、間もなくして右足に違和感が走った。「1番のセカンドあたりから、おかしいなと。右足(太もも)の内側というか、内転筋が痛くなった」。6番で痛み止めを服用したもののなかなか改善せず、「振りづらくて体が止まってしまい、9番で(OBに)いっちゃった」。3日目の18番(パー3)で叩いたトリプルボギーも含め、「こういうゴルフをやっていては勝てるチャンスがなくなる。ゲームプランを考えないといけない」と反省しきりだった。

川村昌弘は3日目に痛めた右腕が悪化。「言い訳にはしたくないけど・・・」

一方の川村も、痛みに泣くラウンドになった。この日は「きのうの2番ホールくらいで痛めた」という右の前腕部にテーピングを巻いてプレー。「言い訳にはしたくないけど、力いっぱい振るのは難しかった。ドローも打てずにフェードだけ。いい集中力で回れていたけど、無理ができる状況ではなかった」と、急な体の変調を悔やんだ。

近藤と川村は、あす23日に兵庫県の東広野ゴルフ倶楽部で行われる「全米オープン」予選会に出場予定だったが、1日36ホールをプレーするハードな競技形式もあり、痛みの様子をみて出場の可否を決めるという。(和歌山県橋本市/塚田達也)

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