2016年 日本ツアー選手権森ビル杯

青木功新体制での初メジャーへJGTO準備着々

2016/05/10 19:18
昨年大会で2位の永野竜太郎は今季5戦を終えて賞金5位につける好調ぶりで期待のひとりだ ※撮影は2016年「中日クラウンズ」

国内男子ツアーの今季メジャー初戦「日本ツアー選手権森ビル杯」は6月2~5日に茨城県笠間市の宍戸ヒルズカントリークラブで開催される。主催の日本ゴルフツアー機構(JGTO)にとって、3月に発足した青木功新会長体制下で初の公式戦。10日に記者会見を行い、人事刷新後の大会レベルアップへ向け意欲を見せた。

大会会場で行われた会見には、松井功副会長らが出席し、コースセッティングの準備状況などを説明した。松井副会長は現JGTO執行部について「今回はゴルフ関係者で固めております」として、いわば“男子ゴルフ挙党体制”であるとの認識を披露。セッティング担当者が残り1カ月を切った中でのバンカー新設を提案する一幕もある(結局来季以降の課題に)など、「真のチャンピオンを決める」とした年1度の主催大会へ並々ならぬ意気込みをアピールした。

同大会は優勝で5年シード、さらに「WGCブリヂストン招待」(6月30日~7月3日、米オハイオ州)の出場権などが与えられる。過去5年連続でツアー初優勝者が誕生している大会でもあり、新JGTOの初メジャーを誰が制することになるのか、注目を集めそうだ。

2016年 日本ツアー選手権森ビル杯