2015年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント

石川遼は初の“兄弟”タッグで3年目のホスト大会へ

2015/11/25 18:16
石川遼は8歳下の弟・航(わたる)さんをキャディに初起用。二人三脚で3年目のホスト大会に臨む

国内男子ツアー「カシオワールドオープン」は26日、高知県のKochi黒潮カントリークラブで開幕する。8年連続の出場となる石川遼は、15歳で高校1年生の弟・航(わたる)さんを初めてキャディに起用。兄弟タッグで3年目のホスト大会に臨む。

今週はエースキャディの佐藤賢和さんが、前年優勝者・片山晋呉のバッグを担ぐことが決まっていたため、石川が弟に誘いをかけて兄弟タッグが実現した。航さんが通う高校にはゴルフ部は存在しないが、今も自宅などでゴルフは続けているとのこと。石川は「ゴルフをしているから大丈夫だと思うし、良い経験にもなると思う」と、兄の立場から期待を語った。

火曜日に練習ラウンド9ホール、きょう25日はプロアマラウンド18ホールをともにプレーして準備を終えた。石川はこれまで、残り距離や番手判断などは「(キャディに)任せていた」というが、「(今週は)2人で話し合って決めたい。弟にとっても良いだろうし、話すことでイメージが明確にできることもある」と、“兄弟二人三脚”の効果を期待する。全ての判断を独断で決めることなく、8歳下の弟と意見を交わし合い、狙いを共有しながらコースを攻める構えだ。

なお、石川は昨年11月の「ダンロップフェニックス」で妹の葉子さん(当時高校3年生)をキャディに初起用。続く「カシオワールドオープン」でも担当し、それぞれ31位、34位で終えた“兄妹二人三脚”の実績がある。(高知県芸西村/塚田達也)

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