日本オープン王者の小平智 激戦の代償で予選落ち
2015/10/23 18:22
国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」(千葉・袖ヶ浦CC)の2日目。前週の「日本オープン」を制した小平智が2つのトリプルボギーを含む「79」(パー71)を叩き、通算8オーバーの96位で予選落ちを喫した。
激戦の代償は大きかった。「疲れで思い通り動かなかった」という体にムチを打って出場したが、ミスショットを連発し、パットも不調だった。出だしの1番ではグリーン左ラフからの2打目で、ロブショットをミス。グリーンオンは4打目となり、そこから3パットをたたいてトリプルボギーを喫した。
7番では、フェアウェイバンカーからの2打目がボールの頭をたたき、抜け出せず。4オン3パットで、2度目のトリプルボギーとした。前半だけで「41」(パー35)。後半も巻き返せず、今季3度目の予選落ちとなった。
「1打も無駄にできない大会」とモチベーションは高かった。今大会終了時点の賞金ランキング上位2人に与えられる世界ゴルフ選手権「WGC HSBCチャンピオンズ」への出場を狙っていた。ランク1位のキム・キョンテ(韓国)、2位の池田勇太は予選を通過し、現在3位の小平の自力での出場はなくなった。上位2選手に辞退者が出ると出場権は繰り下がる。
悔しさをにじませながらも「休めと言われているような気がする。そうプラスにとらえる」と前を向いた。望まぬ休息とはなるが、疲れた体を休め、再び連戦に備える。(千葉市緑区/林洋平)