「61」から一転「75」 小田孔明は石川遼にリベンジならず
2015/09/20 17:38
札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで開催された国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」最終日。小田孔明はともに首位から出た石川遼との競り合いを演じられず、「75」と崩れて通算10アンダーの6位タイで終えた。
昨年7月、同じ北海道での「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」で、石川にプレーオフ敗戦を喫した小田。そのリベンジを誓った昨季賞金王は、序盤から波に乗れなかった。
前日にコースレコード「61」を出した勢いはどこへやら。5番(パー5)までに3m以内のチャンスを4度作りながら、いずれもバーディならず。逆にティショットを左に曲げた6番から2連続ボギーを叩いて後退した。
9番(パー5)で3オン1パットのバーディを決め、前半出入りの激しかった石川に2打差で折り返したが、14番でグリーン手前花道からのアプローチを“ザックリ”。ショートゲームのミスが相次ぎ、5オン1パットのダブルボギーで逆転の望みが消えた。
今季5回目のトップ10入りで賞金ランキングは8位をキープしても笑顔のはずがない。「ショットもパターもダメ。風も強くて難しかったな…。パターが入らなかったからしょうがない」。シーズン初勝利は持ち越しとなった。(北海道北広島市/桂川洋一)