2015年 フジサンケイクラシック

5年前の再現へ 金庚泰が賞金王奪還へ前進

2015/09/06 17:04
秋口を前に今季3勝目に到達。力強く賞金王奪還を目標に挙げたキム・キョンテ

国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」最終日。4打差リードの首位からスタートしたキム・キョンテ(韓国)は2バーディ、4ボギー「73」(パー71)と崩しながらも、後続を1打差で振り切り今季3勝目を達成した。

ショットの不調により自ら混戦を招き、最後は2mのパーパットを入れて決着をつける薄氷の勝利。「アプローチとパットが良かった。よく我慢できたと思います」と緊迫の18ホールを制し、最後は安堵の笑顔を浮かべた。

秋口を前に、早くも賞金王を獲得した2010年に並ぶ3勝目。2勝目を挙げた7月「ミュゼプラチナムオープン 」後から1位に立つ賞金レースでは、2位の岩田寛との差を2200万円にひろげ、いよいよ5年ぶりの賞金王奪還も現実味を帯びてきた。

「賞金王になりたいと思うし、今はそれが目標です」と、長く無縁だった頂点の座は、今や明確なターゲットになりつつある。「大きな試合が続くこれからが大事になる。自分にプレッシャーをかけて練習していきたい」と自らを鼓舞した。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

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