2015年 フジサンケイクラシック

明大OBトリオも後押し? 深堀圭一郎は好調キープの5位発進

2015/09/03 20:37
5位で終えた前週に続き好調をキープ。上位で初日を終えた深堀圭一郎

国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」初日。全体的にスコアが伸び悩んだリーダーボードに、3バーディ、1ボギー「69」(パー71)にまとめた深堀圭一郎が名前を載せた。7アンダーで1人抜け出したイ・キョンフン(韓国)とは5打差ながら、2アンダー5位タイの上位発進とした。

「良いリズムが残っているような気はする」と、今季ベストの5位で終えた前週「RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」に続き好調をキープ。「距離も長いし、タイプ的に僕に合ったコースじゃない」としながらも、「パットも良くなっているし、楽しみな状況ではある。最初から力みなく、頭を整理してできている」と試合巧者ぶりを発揮した。

久々に優勝争いの空気に浸った前週からは、課題もしっかりと受け止めた。「最終日はティショットで9回もラフに入れた。風の(判断)ミスから、冷静に対処しなくてはという焦りがあり、残り3ホールで厳しい状況を作ってしまった」。福岡から戻る復路便の機内で考えを巡らせ、「同じ状況になったら・・・と、考えたことを試しながら今週もやっています」と心にとどめ続けているという。

また、「今日は良いペアリングにも恵まれて楽しかった」と、予選ラウンドの組合せも46歳を後押しした。「滅多にないことだし、レギュラーツアーでは初めて」という、深堀と同じ明治大学のOBで後輩にあたる久保谷健一薗田峻輔とのプレー。「峻輔には、ピン持ち、球拭き、バンカーならし、先輩の前を歩くな、水分を摂るなとかシャレで言っていた」と笑う表情からも、この日の充実ぶりが伝わって来るようだった。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

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