2015年 ダンロップ・スリクソン福島オープン

アレルギー症状と戦う星野英正 夏場の天敵は…

2015/07/23 20:59
様々なアレルギー症状を抱える星野英正。夏場も天敵ぞろいだという

混戦の幕開けとなった国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」初日に、星野英正が6バーディ「66」をマーク。今季国内初戦の松山英樹と同じ東北福祉大OBでダンロップ契約のホストプロが、4人が並ぶ首位につける好スタートを切った。

2週間前の「ミュゼプラチナムオープン」から「ショットの感覚が狂っている」と不調を訴える星野。「最近は調子が悪くて、今日も半分は諦めていた」というだけに、ノーボギーの好内容に「不思議だなあ…」と首をかしげた。「上がりはリズムだけは良かった」という16番からの3連続バーディで首位発進につなげたが、言葉の歯切れは芳しくない。

「スイングどうこうよりも、身体が変わってきているのかもしれない」と星野が理由の根幹に挙げるのは、長く悩みの種となっているアレルギー症状。季節を問わず様々なものがアレルギーを引き起こす元になっており、過去には入院歴もあるほど深刻だ。

夏場の天敵は「クーラーから出るカビ」だという。だから、自宅でもホテルでもクーラーは使わない。熱帯夜が続いても窓を開けて就寝する。さらには「『熱感』のアレルギーもある」。気温が高い屋外から冷房が効いた室内に入ると、「ブワーッと熱を持つ」顔の辺りを覆う仕草。その逆もまた然りで「暑いときと寒いときは、常にどちらかにいないといけない」という。体調管理も仕事の1つであるプロアスリートにとっては悩ましき問題を抱えながら、7季ぶりのタイトルを目指し懸命にツアーを戦っている。(福島県西郷村/塚田達也)

2015年 ダンロップ・スリクソン福島オープン