2015年 〜全英への道〜ミズノオープン

昨年はホスト大会で負傷棄権 武藤俊憲「2年分頑張る」

2015/05/27 18:16
昨年の雪辱なるか? ホストプロ2年目の武藤俊憲が活躍を誓う

今週開催の国内男子ツアー「ミズノオープン」は、大会主催のミズノ契約プロ15人がエントリー。大きな期待を背負うホストプロたちの中でも、「相当なプレッシャーがある」と言葉にするのは、契約2年目の武藤俊憲だ。それもそのはず、1年目の昨年大会は、初日プレー中にまさかの途中棄権。期待の大きかった新人ホストが、1ラウンドをもたず早々に姿を消した。

「僕にとってはG1みたいなもの」と競馬の最高峰レースに例える大一番。しかし昨年は、苦い記憶と申しわけなさだけが残った。第1ラウンドの後半2番(パー5)プレー中に、スプリンクラーが設置された窪地に足を取られて転倒。プレーの続行が不可能となった左足首は靱帯断裂と診断され、ツアー復帰まで3カ月を要する重症だった。

やはり気になったのだろう。今年の練習ラウンドでは、昨年の“事故現場”をしっかりチェック。「スプリンクラーが散水栓になっていたので、もう大丈夫」というジョーク交じりの口調も、コース関係者の心情を図ってか、どこか歯切れは悪かった。

「去年はものすごく迷惑をかけた。名前を出していかないと恩返しにならないし、2年分は頑張らないといけませんね」

明日の初日は、昨年と同じ午後組からの10番スタート。「去年のルーティンにはまらないように・・・とにかく、しっかり4日間を戦うことです」。今年こそ、笑顔で72ホールを戦い抜きたい。(岡山県笠岡市/塚田達也)

2015年 〜全英への道〜ミズノオープン