2015年 中日クラウンズ

ショットもパターも試行錯誤で…谷原秀人がベスト「65」

2015/05/02 18:17
エースパターに戻してベストスコア。谷原秀人は3打差で日曜日へ

愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースで行われている国内男子ツアー第2戦「中日クラウンズ」。ムービングデーの3日目にベストスコアを記録したのは「65」(パー70)で回った谷原秀人。6バーディ、1ボギーと5つ伸ばして通算4アンダーとし、21位タイから7位タイに順位を上げた。

「トップといくつ離れてると思ってんの?(笑)」。最終組より1時間半も早くホールアウトしてきた谷原の頭には“優勝争い”のフレーズは浮かんでこなかった。それがどうだ。終わってみれば首位の片山晋呉、I.J,ジャン(韓国)とは3打差。2013年「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来となる通算11勝目のチャンスが巡ってきた。

開幕戦は49位と振るわず、今週はスイングに手を入れた。「足の使い方を変えている。ちょっと曲げていた両足を、逆に伸ばすようなイメージ」という。「きょうはなぜかフェアウェイに飛んだ。楽だったねえ。(ショットは)昨日くらいから良くなってきた」

太いグリップを挿したパターも予選ラウンドで使ってみたが「どっちみち入んないと思って、きょう替えてみたら入った」とエースパターに戻して奏功。試行錯誤の中できっちりスコアメークした。

逆転勝利のカギはやはりライバルたちではなく、和合コースとの戦い。「例年よりもグリーンが軟らかい。手前から、手前から…と思っていても、バックスピンで戻ったりして難しいね。突っ込めばいいかと言われてもドキドキするし。ジャッジが難しい」と、冷静に戦況を見据えていた。(愛知県東郷町/桂川洋一)

2015年 中日クラウンズ