2015年 中日クラウンズ

惜しかった…青木功 史上2人目のエージシュートならず

2015/04/30 17:56
72歳の青木功がレギュラーツアーでは自身初となるエージシュートに迫った

国内男子ツアー「中日クラウンズ」が30日(木)、愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースで開幕。72歳の青木功は1バーディ、2ボギー、2ダブルボギーの「75」(パー70)で回り、5オーバーの75位タイ。年齢以下のスコアで回るエージシュートの可能性を最終ホールまで残したが、記録達成はならなかった。

青木はこの初日、出だし1番をダブルボギー発進としたが、続く2番でバーディを奪取。9番、14番でボギーを叩き、3オーバーで終盤4ホールを迎えた。

15番(パー5)から17番(パー3)まで、続けてグリーンサイドからのバンカーショットを強いられたが「オレはバンカー大好きだもん。ヘタなラフよりバンカーの方がいい」とパーセーブを連発。錆びつくことを知らない名手の技を、ゴールデンウィーク中のギャラリーにこれでもかと見せつけ、歓声の中で最終ホールに入った。

18番をバーディ以下で上がれば、「72」以下でのホールアウトでエージシュートとなったが、入れればバーディだった右手前バンカーからの3打目がグリーンを大きくオーバー。結局、ダブルボギーとなり5オーバーの「75」でフィニッシュした。

日本男子のレギュラーツアーでのエージシュートは、2013年「つるやオープン」第1ラウンドで当時66歳の尾崎将司が「62」を記録した1例のみ。史上2人目の快挙達成はならなかった。

青木は2週前の国内シニアツアー開幕戦「金秀シニア 沖縄オープンゴルフトーナメント」の第1ラウンドで「71」をマークし、いきなりエージシュートを記録していた。

「終わりよければすべてよしって言うけどな。初めも終わりもダブルボギー。“中身”は少しはよかったけどな。とにかくあした、もう一回やってみるよ」と青木。2日目は2006年「つるやオープン」で杉原輝雄が68歳10カ月7日で記録した、最年長予選通過記録をかけてティオフする。(愛知県東郷町/桂川洋一)

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