2015年 東建ホームメイトカップ

賞金王への思い新たに 池田勇太が選手会長3期目のシーズンイン

2015/04/15 20:21
開幕戦の式典で乾杯の音頭をあげる池田勇太。選手会長3期目のシーズンが幕を明ける

三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋で16日(木)に始まる国内男子ツアー「東建ホームメイトカップ」で、池田勇太が選手会長として3期目のシーズン開幕を迎える。

前日行われたプロアマトーナメントのスタート前には恒例の鏡開きが行われ、海老沢勝二JGTO会長ほか、前年賞金王の小田孔明、池田らが参加した。直前までコースを叩いていた冷たい雨は式典の開始を前にピタリとやみ、温かな日が差す中で華やかに進行。最後に池田がマイクをとり、舞台を取り囲むギャラリーに向けて「今年も二足のわらじで頑張ります!」と抱負を語った。

今年1月に掲げた目標は、現職会長では前人未踏となる賞金王の獲得。これまで惜しくも逃してきた悲願でもある。

シーズン初戦で狙うのは、もちろん開幕戦優勝だ。過去の通算12勝はいずれも6月以降に挙げたもので、特に10月以降に7勝をマークしている。ビッグトーナメントが続く秋口での強さが印象に残る一方で、加速が鈍い春先の戦い方は課題の1つでもあった。

「それに向けて準備をしてきたつもりだし、開幕戦優勝というものをずっと意識して取り組んできた。早めの準備というより、ここに照準が合うようなイメージだけを1番にやってきた」。改めて示した強い意志とともに、悲願に向けての1年がスタートを切る。(三重県桑名市/塚田達也)

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