2014年 ゴルフ日本シリーズJTカップ

OBからのパーセーブ! 武藤俊憲が2位に浮上

2014/12/06 18:13
ここ3戦は連続トップ10。今年の締め括りを気持ち良く優勝で飾りたい!

今季国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の3日目に、6バーディ、1ボギーの「65」をマークして、通算6アンダー2位タイに浮上した武藤俊憲。この日の武藤のハイライトは、スコアカードには表れない6番(パー5)でのパーだった。

「力が入った」というティショットは、左に曲がってOBへ。打ち直しの3打目をフェアウェイに運ぶと、残り238yは4Iでグリーンを捉え、10mのロングパットをねじ込んだ。OBを打ちながらのパーセーブは「嬉しくない。あそこはバーディ計算なので」と笑ったが、直後の7番、8番での連続バーディを呼び込んだ。

今シーズンは5月に左足首の靱帯を断裂し、約3ヵ月の戦線離脱を強いられた。復帰後は、練習も「やりたくてもできなかった」と足の状態と相談しながら。「(上に)行きたいけど、スコアが出ないという状態」と、コースに出ても煮え切らない思いは続いていた。

「それを晴らして1年を終わりたい」。直近は3試合連続でトップ10入り。首位と1打差で迎える最終日、モヤモヤした今シーズンの総決算を掛けて挑む。(東京都稲城市/今岡涼太)

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